「製造業にスポットワークは無理」。その固定観念を変えた“発想の転換”

株式会社鈴民精密工業所

製造業

単発バイト

長期雇用化

(株式会社鈴民精密工業所 採用担当 大矢様)

(株式会社鈴民精密工業所 採用担当 大矢様)

1918年の創業以来、煙管(キセル)からミシン部品、そして産業用機械の刃物や精密部品加工へと、時代に合わせて事業を変化させてきた鈴民精密工業所様。
100年以上にわたり、ものづくりの技術を磨き続けてきました。 
時代に応じた変化を重ねてきた同社ですが、採用においては長年「フルタイム社員」が前提。
専門技術と安全性が強く求められる製造現場だからこそ、「短時間や単発での雇用は難しい」と考えられていたのです。 
しかし今回、同社は自社の「採用の常識」を見直す挑戦に出ます。スポットワーカーを活用し、現場の負担軽減や業務の効率化に繋げた背景と工夫について、採用担当の大矢様にお話を伺いました。

応募ゼロ。派遣も限界。活路を開いた「自治体公式」の安心感。

郊外という立地もあり、従来通りの求人折込広告を出しても応募はゼロ。
派遣社員の活用も検討・実施しましたが、継続的なコスト負担が大きな課題となっていました。

「製造業は技術の会社です。正直、社内にはスポットワーク導入に対する不安やためらいがありました。でも、何か新しいアプローチをやらないことには状況は変わりません。まずはチャレンジしてみようと決断しました」

社内の人手不足を解消したい思いと、「どんな人が来るのか分からない」という現場の不安。
その間で悩む大矢様の背中を押したのが、自治体公式サービスである「マッチボックス」の安心感と手厚いサポート体制でした。

安全は譲らない。スポットワークを可能にした業務細分化。

株式会社鈴民精密工業所は、安全面を第一に考えたスポットワーカーでも安心できる業務に細分化して選定

導入にあたり、最初に取り組んだのは「どの業務ならスポットワーカーに任せられるか」の業務の棚卸しです。

「とにかくケガをしない仕事を選ぶことが一番大事でした。工程を見ていくと、安全な反復作業なら、単発でもお願いできる仕事があると気づきました」

同社では安全面を第一に考え、刃物を使用するエリアを避け、安全靴を貸し出すなど受け入れ体制を整備。以下の業務をスポットワークとして切り出しました。

【切り出した業務例】 

  •  刃物を使わない安全エリアでの製品の簡易梱包 

  •  完成品の袋詰め・ラベル貼りなどの出荷準備作業

「製造業=フルタイム社員でしか回せない」ではなく、「短時間でも力を借りられる作業はないか」。この発想の転換が、専門性の高い製造現場でのスポットワーク活用を可能にしたのです。

不安から手応えへ。真面目な働きぶりが、現場の評価と成果を生んだ。

株式会社鈴民精密工業所の製造業のお仕事をスポットワーカーが従事している様子

実際に導入してみると、現場の反応は予想以上のものになりました。

「『単発バイトの方は仕事が雑なのでは』というのは、私たちの勝手な先入観でした。実際に来ていただいた方は皆さん非常に真面目で、丁寧にお仕事をしてくれました。これは実際に使ってみて初めて実感できたことです」

現場で作業を指示していた袋詰め作業のリーダーからも「単発バイト、すごくいいね」という声が上がり、社内の心理的ハードルは一気に下がりました。

「正社員とスポットワーカーの業務の棲み分けが非常に重要だと実感しています。
切り出せる仕事は社内にまだまだありますし、うまく活用できれば現場の生産性向上や利益率改善にもつながります」

スポットワークを、将来の採用につながる入口へ。

実際に使ってみてどうでしたか?

一度働いてくれた方にリピートしてもらうことで、現場の受け入れ負担はさらに軽減されます。また働き手にとっても、企業の雰囲気や実際の仕事内容を事前に知る絶好の機会となります。

「製造業に携わる多くの方に、こういった単発での柔軟な働き方を知ってほしいですね。業務を見直せば、切り出せる仕事は必ずあります。地域の仕事を、地域の人材で巡らせる仕組みをここから作っていきたいです」

時代に合わせてものづくりを変化させてきた鈴民精密工業所様。
フルタイム採用を軸にしながら、スポットワークという「新しい入口」を設けることで、持続可能な採用体制を築き始めています。

「製造業だから難しい」を、「どの仕事なら任せられるか」へ。

専門技術が必要な現場でも、すべての業務をフルタイムの社員だけで担う必要はありません。
マッチボックスなら、現場の仕事を見直し、未経験の方にもお願いしやすい業務から、無理のない形でスポットワークを始められます。
まずは、貴社の現場で「切り出せる仕事」を一緒に考えてみませんか?

  • どの工程なら、初めての方にも安全にお願いできるか

  • 正社員が担う仕事と、スポットワーカーに任せる仕事をどう分けるか

  • 何人・何時間の募集なら、現場に無理なく取り入れられるか

  • 一度働いた方を、自社メンバーとして次の勤務へどうつなげるか

担当者が現場の業務や安全面、人員体制をお伺いし、製造現場に合った活用方法をご提案します。

取材協力

株式会社鈴民精密工業所
〒959-0161
新潟県長岡市寺泊竹森1411
https://www.suzutami.com/

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