“鮮度へのこだわり”を、続けるために。産直市場「お冨さん」が実践した作業の切り出しという工夫
株式会社冨山 ピカリ産直市場 お冨さん ピア万代店
食品小売業
業務効率化
人材確保

新潟市中央区の観光拠点「みなとのマルシェ ピアBandai」内で、ひときわ活気を見せる産直市場「お冨さん」万代店。180を超える契約農家から届く旬の恵みを食卓へ届ける同店には、譲れない「鮮度へのこだわり」がありました。そのこだわりを維持していくために「お冨さん」が選んだのは、スポットワークという新しい選択肢でした。
今回は「こだわり」と「業務効率化」の両立について、ご担当者の野口様にお話を伺いました。
「お冨さん」のこだわりを、スポットワークが支える
「お冨さん」では、あえてあらかじめパックされた商品を仕入れるのではなく、市場に出荷されたばかりの新鮮な品物をバラで仕入れ、自前で袋詰めするという一見すると手間のかかる運用を続けてきました。
これこそが「お冨さん」のこだわりであり、強みです。
市場に「バラ」で並ぶ商品は、一般的な袋詰めされた商品に比べて市場に並ぶまでのタイムラグが短く、圧倒的な鮮度を保つことができます。
しかし、その分、店舗スタッフが一つひとつ丁寧に袋詰めをする必要があり、現場の負担は年々増大。慢性的な人手不足が、鮮度へのこだわりを支える運用を続けていくうえでの課題となっていました。
そこで「お冨さん」が着目したのが、マッチボックスを活用し、「袋詰め作業」を切り出して募集するという方法でした。
「袋詰め作業を専門にお願いするスタッフを募集したんです。この作業は店舗の品質を守る要ですが、同時に手順が明確で、初めての方でもすぐに覚えられます。この業務を切り出したことで、既存スタッフは接客や売場作りに集中できるようになりました。」
単に人手を補うためだけでなく、商品の品質、そしてお店のこだわりを守るための仕組みとして、マッチボックスを導入しました。
「新潟市公式」の安心感が導入を後押し
導入を後押ししたのは、サービスへの信頼感でした。
行政が主体となって運営する「新潟市公式」であるという事実が、「お冨さん」にとっても、求職者にとっても大きな安心感につながっています。
また、運用面での使いやすさも理由の一つです。事前に応募者のプロフィールや勤務歴を確認できるため、自社にあった方を採用できる点もメリットだといいます。
「お冨さん」では、採用において「まず会ってみる」という姿勢を大切にしています。 プロフィールや実績も参考にしつつも、何よりも重視しているのは現場での相性です。そのため、最初から対象を絞り込みすぎず、初めての人も受け入れてみる。
この「出会いを楽しむ採用方針」こそが、結果として相性の良いリピーターとの出会いや欠勤の少なさ、現場の安定感につながっています。
品質へのこだわりを守りながら、必要なときに人材を確保
導入後、現場にはポジティブな変化が起きています。
求人を出せばすぐに枠が埋まり、必要なタイミングで人材を確保しやすい。必要なときに支えてくれる人材の見通しが立つことが、現場の安心感につながり、人手不足を理由に袋詰めの運用を縮小することなく、品質へのこだわりを保ちながら店舗運営を続けやすくなりました。
「品質へのこだわりを、無理なく続けていけるようになりました。」
現場のスタッフからも「今日来てくれた人に、また来てもらいたい」「とても助かった」という前向きな声が次々と上がっているようです。
効率化を目指した先に見えてきた「人との縁」
もともとは、袋詰め業務を支え、現場をよりスムーズに回すために始めた活用でした。
しかし、運用を続けるなかで、「お冨さん」が実感したのは、人との新しい出会いが生まれていることでした。
「マッチボックスで求人募集をかけるとき、明日はどんな人が来るのかな?といつも楽しみなんです。せっかくの縁だから大切にしたい。働き手の皆さんにも楽しんで働いてもらいたいと思っています。」
野口様は、そう笑顔で話してくださいました。
「お冨さん」のマッチボックス活用で印象的なのは、人との出会いを経営資源として捉え、多くの人と出会うことを大切にしている点です。「お冨さん」では、採用を条件だけで判断するものとは捉えていません。まずはさまざまな人に来てもらい、そのなかで相性の良い人と関係を築いていく。そして、つながった縁を大切にしています。
こうした出会いを積み重ねていけるマッチボックスは、突発的な欠員を補うだけのものではなく、「お冨さん」の日々の店舗運営を支えるインフラとなっています。
業務の切り出しと人との出会いが、店舗運営の新たな価値に
「お冨さん」では、袋詰め作業を切り出すことで、品質へのこだわりを守りながら店舗運営を続けやすい体制を築いていきました。
また、マッチボックスは業務を支えるだけでなく、人との出会いやつながりを広げることにも役立っており、「せっかくの縁だから大切にしたい」という「お冨さん」の想いも形にしています。
あなたのお店でも、まずは「どの作業を切り出すと、よりスムーズに回るか」を一緒に整理してみませんか?
「お冨さん」の事例は、現場のこだわりを守りながら店舗運営を続けていくうえで、どの業務を切り出し、どう募集するかを整理することの大切さを示しています。
マッチボックスでは、業務の切り出し方や募集の設計を、現場に合わせてご相談いただけます。