「声をかけ続けて、リピーターを増やす」 単発採用を主戦力に変える活用習慣

万代シルバーホテル 銀鈴

飲食業

人材確保

万代シルバーホテル様では、宿泊やレストラン、宴会など、館内でさまざまなサービスを日々運営しています。ひとつの施設の中に複数の現場があるからこそ、必要な人材や忙しくなる時間帯が異なり、各部門に合った人員配置が大きな課題となっていました。

 今回は、館内にある和食レストラン「銀鈴(ぎんれい)」の店長・中村様に、コストの見直しをきっかけに始まった人員配置の工夫と、「マッチボックス」の活用により銀鈴様で形になっていった“同じ人に継続して来てもらう”ための独自の取り組みについて伺いました。 

経営の立て直しと現場のクオリティの両立を目指す、シビアなコスト管理

万代シルバーホテル様でマッチボックスを導入するきっかけとなったのは、館内全体のコスト見直しでした。その中で、銀鈴の店長を務める中村様は元経理という経歴を持ち、前々年度からお店の赤字幅を半分にまで縮小させるなど、これまでもシビアなコスト管理を行ってきた「数字」のプロです。 そうした数字のプロであると同時に、中村様が何より大切にしているのは、数字の先にある「お客様の居心地」でした。

「お客様に『また会いに来ました』と言ってもらえるお店でありたい」という理想を実現するためには、単に人件費を削るだけでなく、現場に活気をもたらす「良い人材」をいかに確保し続けるかが、常に大きな課題です。

忙しい時間帯こそ痛感する、「ただ人が足りている」だけでは拭いきれない「不安」

銀鈴では、ランチタイムやディナータイムなど、時間帯によって必要な人手に大きな波があります。ホテル内のレストランという特性上、特定の時間に業務が集中しやすく、フルタイムのスタッフだけでは急な忙しさを補いきれない場面もありました。

万代シルバーホテル 銀鈴

しかし、現場の負担は、単に人数が足りているかどうかだけでは測れません。一般的な単発の求人ツールは便利ですが、毎回異なる新しい人が来ると、そのたびに仕事を一から説明し直す必要があるからです。

中村様も、当時の受け入れの大変さについてこう振り返ります。

「新しい方には一からすべて教える必要があり、これが現場の大きな負担になっていました。制服の案内や着脱の手順だけでも、毎回30分はかかってしまいます。」

忙しい時間帯こそ、「ただ人が足りている」だけでは拭いきれない「不安」が存在します。銀鈴に本当に必要だったのは、人数を埋めることだけではなく、お店の仕事に慣れた人に“戦力”として繰り返し入ってもらえる環境づくりでした。中村様が何より重視していたのも、次も安心して任せられる相手に継続して来てもらうことでした。

一度きりの勤務で終わらせない 「退勤時の5分」が、週末の主戦力をつくる

そこで銀鈴が徹底しているのが、一度働いてくれた求職者とのつながりを大切にすることです。

中村様は、その具体的なアプローチを明かします。

「初めて来てくれた方で、お店の雰囲気に合いそうだと感じたら、退勤時に『またうちで働いてみませんか?』と声をかけ、マッチボックス内で優先的に求人を案内できる『自社メンバー)』の招待をします。その場で『次はいつ頃入れそう?』と、次回の出勤スケジュールまで相談することもあります。」

ここで重要なのは、相手の状況に配慮しつつ、フランクに声をかけ続ける姿勢です。一度都合が合わずに断られたとしても決して諦めず、「タイミングが合う時にまた来てくださいね」とオープンに接する。この地道な声かけが、高いリピート率の源泉になっています。

現在では、「定期的に来てくれるリピーターを中心にシフトを組み、どうしても埋まらない枠だけを新規で募集する」という効率的な運用の形ができあがっています。

継続して入ってくれる「なじみのスタッフ」が増えることで、銀鈴では毎回ゼロから仕事を教える負担が劇的に軽くなりました。 中村様は、「何度も来てくれる方は、長期のアルバイトスタッフと同じ」と話します。 単にその日の人手を埋めるだけでなく、安心感のあるチームが作れていることに、マッチボックス活用の大きな価値があります。

「いらっしゃいませ」の一言で見極める、履歴書よりも確実な“現場お見合い”という採用の形

銀鈴において、マッチボックスを通じた単発の勤務は、安心感のあるチームを作るため、今後も長く一緒に働ける仲間かどうかを確かめる、貴重な機会にもなっています。

「大きなお金をかけて求人広告を出すよりも、まずは現場で数時間一緒に働いてみる。お客様への『いらっしゃいませ』の一言や、ちょっとした言葉遣い、素直さを見るだけで、その方の本質がよく分かります。それこそが、どんな履歴書よりも確実な採用試験になるんです」と中村様は言います。

長期のアルバイト採用を検討する場合でも、先に単発スポットとして現場で一緒に働くことで、書類や面接だけでは見えにくい「お店との相性」や「実際の働きぶり」を事前に確認できます。 この“現場お見合い”とも言えるプロセスを踏むことで、採用後のミスマッチや早期離職の防止にも大きくつながっています。

“人手を埋める”だけでなく、“また来てもらえる運用”を一緒に考えてみませんか?

  • どの業務なら、初めての方でも無理なくお願いできるか

  • どの時間帯を切り出すと、現場と応募者の双方に無理がないか

  • 初回勤務のあと、次回の勤務(リピート)につなげる導線をどうつくるか

  • 定期的に来てくれる方を中心に回すシフト管理を、どう設計するか

担当者が現場の業務フローや現在の採用状況を丁寧に伺い、貴社に最適な人材活用の形を一緒に考えていきます。

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